ピーター・パンはジェームス・マシュー・バリーによる戯曲です。こちらの作品は作者によって何度も書き換えられ更新していましたので、現在最も日本で知られている内容(1911年小説「ピーター・パンとウェンディ」)に限定させていただきます。

 

作品:ピーター・パンのざっくりとしたあらずじ(→※複数サイト・資料を参考にMoHがまとめました。(分かりにくかったらすみません。。。)

 

  1. 厳格な父親と可愛らしい母親との間に生まれた三人の子供たち、ウェンディとジョン、マイケルのダーリング兄弟がいた。
  2. ある晩彼等の家にピーターパンがやってくるが、はじめは飼い犬であり三人の「乳母役」である「ナナ」に吠え立てられて、影を落として退散してしまった。一週間後、ピーターは影を取り戻しに来、ウエンディは影とピーターを縫い合わせる。
  3. ピーター・パンは自分が大人になりたくない事や、子どもだけの国(ネバーランド)の事を話し、ウェンデイを自分のお母さん役としてネバーランドに誘う。そして三人は妖精(ティンカー・ベル)の粉の力で空を飛びネバーランドに向かう。
  4. ネバーランドではウエンディが子どもたちのお母さん役となり、二人の弟たちはピーターを始めとするネバーランドの男の子(ロストボーイ)たちと共に冒険し、遊び暮らした。人魚と出会ったり、インディアンと交流したり、ウエンディが男の子達にお話をしてやったり、フック船長率いる海賊と戦ったりしたが、やがて、ウェンディたちは、両親の家に帰りたいと訴える。
  5. ピーターは彼等をダーリング家へ戻し、ピーターが率いていたロストボーイたちもウェンディの家の養子になる。ピーターはやはり大人になりたくない気持ちから、ダーリング家の子になることを拒むが、それでもウエンディと別れたくないピーターに、ウエンディ達の母親は「年に一度、春の大掃除のときだけ、ウェンディをネバーランドに連れて行く」という提案をした。
  6. ピーターはその提案を受け入れたが、迎えは年によって来たり来なかったりした。暫くピーターが来ない年が続いたあと、何事もなかったかのようにピーターが訪れたときには、ウェンディはすっかり大人になっていた。彼女は結婚しており、ジェーンという娘がおり、子供のままのピーターは、大人になったウェンディの代わりにジェーンを連れて、ネバーランドに飛び立った。
  7. そしてジェーンが大人になると、またその娘(ウェンディの孫)のマーガレットをネバーランドに連れていくのだった。マーガレットが大人になったら、ピーターのお母さん役はマーガレットの娘が、その娘が大人になったらそのまた娘が、受け継ぐことになるだろう。