七夕物語は日本・中国で知られている神話伝説・民話です。中国では「牛郎織女」と言います。七夕物語は長い歴史の間で言い伝えられていくうちに様々なバリエーションのストーリーが生じてしまったので。当企画では以下の内容に限定させて頂きます。

 

作品:七夕物語のざっくりとしたあらすじ→(wikipediaより。目次→6 織女星と牽牛星の伝説→6.2 物語

  1. 昔々、 天の川のそばには天の神様が住んでいました。天の神様には、一人の娘がいました。名前を織姫と言いました。織姫は機を織って、神様たちの着物を作る仕事を していました。織姫がやがて年頃になり、天の神様は娘に、御婿さんを邀えてやろうと思いました。
  2. 色々探して見つけたのが、天の川の岸で天の牛を飼ってい る、彦星という若者です。彦星は、とても立派な若者でした。織姫も、かがやくばかりに美しい娘です。二人は相手を一目見ただけで、好きになりました。二人 は結婚して、楽しい生活を送るようになりました。
  3. でも、仲が良過ぎるのも困りもので、二人は仕事を忘れて、遊んでばかりいるようになったのです。すると、 天の神様のもとへ、皆が文句を言いに来るようになりました。「織姫が機織りをしないので、皆の着物が古くてボロボロです。早く新しい着物を作って下さい」 「彦星が世話をしないので、牛たちが病気になってしまいます」
  4. 神様は、すっかり怒ってしまい「二人は天の川の、東と西に別れて暮らすがよい」と、言って、 織姫と彦星を、別れ別れにしたのです。でも天の神様は、織姫があまりにも悲しそうにしているのを見て、こう言いました。「一年に一度だけ、七月七日の夜だ け、彦星と会ってもよろしい」
  5. それから、一年に一度会える日だけを楽しみにして、織姫は毎日、一生懸命に機を織りました。天の川の向こうの彦星も、天の牛を飼う仕事に精を出しました。 そして、待ちに待った七月七日の夜、織姫は天の川を渡って、彦星の所へ会いに行きます。