瓜子姫(別名「うりこひめとあまのじゃく」)は、日本全国に広く分布している昔話です。こちらの作品は地方により内容や結末、主人公の名前などが大きく異なりますので、大変勝手ながら一つのお話に限定させていただきます。

 

作品:瓜子姫のざっくりとしたあらすじ(参考→福娘童話集様より

  1. ある日お婆さんが川で洗濯していると川上から大きな瓜が流れてきたのを見つけ、それを拾って帰った。お爺さんと一緒に割ろうとしたところ、瓜がひとりでに割れ中から可愛らしい女の赤ちゃんが出てきた。子供のいなかった二人はその子を「瓜子姫」と名付けて大事に育て、瓜子姫も元気にそして美しく育っていった。
  2. 瓜子姫のうわさを聞いた殿様がぜひ嫁に迎えたいと申し出てきたため、老夫婦は輿入れのために街へ買い物に出かけることとなり、瓜子姫はその間の留守を頼まれる。 瓜子姫は毎日機おりをしながら、お爺さんとお婆さんの帰りを待っていた。
  3. ある日、瓜子姫がいつもの様に一人で機をおっていると、天邪鬼がやってきて戸をたたく。瓜子姫は戸を明けることを拒むが、結局天邪鬼に騙され、侵入されてしまい、瓜子姫は着物を奪われ、柿の木に吊るされる。瓜子姫に化けた天邪鬼はその後老夫婦の帰りを待ち、瓜子姫にかわって殿様のもとへ嫁ぎに行こうとする。
  4. 天邪鬼が城へ向かう途中、烏が鳴いて知らせたため、皆が真実を知る。天邪鬼はその場で家来に捕まり、首をはねられ、本物の瓜子姫は殿様と結婚し幸せに暮らした。